国際宅配便で着払いは使えるのか?

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訳あって、国外から着払いで品物を送ることが出来ないか調べていたのだが、Web上の情報が錯綜していたので書いておく。

カスタマーセンターに電話して確認したことなので、基本、間違いはないと思うが、アカウントを作っただけで結局今回は使わなかったので、システムの詳細で何か勘違いしているかもしれない。情報はすべて2013/1月現在。

 

【結論】

・どこでも対応しているわけではないが、着払いが可能な業者はある。今回確認した業者はFedEx、UPS、DHLで、このうち個人あてに着払い発送をしてくれるのはFedExのみ。UPSとDHLは法人のみの対応とのこと。

・FedExについては、元払いと着払いで料金は異なるが、元払いにプラスいくらという料金体系ではないらしい。素直に見積もりを出してもらうのが早いと思う。

 

※2013/6/17追記-----------

ヤマト運輸の国際宅急便は着払いが使えるようだ。きちんと確認していないが、とりあえずアメリカとヨーロッパ支社のWebサイトには着払い可能との記述がある。この記事はFedExに関する話なのだが、国際宅急便を使った方が早いのかもしれない。

http://www.y-logi.com/ygl/service/international_delivery/inquiry_office.html

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【手続き―FedExの場合】

FedExにはアカウントを作ることができて、そこにクレジットカード情報も登録できる。送り主が「このアカウントの人宛に着払いで送ってください」というと、その人のクレジットカードから配送料を引き落として送ってくれる仕組みのようだ。

http://www.fedex.com/jp/services/info/options.html

 

しかしこのアカウントの作成がややこしい。FedExのトップページに行くと「アカウントの開設」と「FedEx.comに登録する」という似たような項目があるのだが、これらは別物。

 

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私は以下の手順で”アカウントを作った”。まず「FedEx.comに登録する」から言われた通りにやっていくと、”マイページ”とでも呼ぶべきユーザー用のページが開設される。

そこで”マイページ”に入って何かしようとすると「アカウント番号を入力してください」というページが表示されて、何か自分で勝手に決めればいいのかと思わせるのだがそうではない。先の「アカウント開設」というところが、このアカウント番号を作成するためのページとなっている。

 

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ただ登録ページに「個人のお客様は電話で」と書いてあるので、たぶん個人のアカウント開設はWeb上では無理なのだと思う。Q&Aサイトではできると言っている人もいたのだが、私は大人しくカスタマーセンターでやってもらった。

http://www.fedex.com/jp/registration/account.html

 

電話で案内に従いクレジットカード番号とメールアドレスを伝えると、すぐに折り返しアカウント作成依頼書がメールで送られてきたので、記入の上返信。1時間くらい後に、電話とメールでアカウント番号が伝えられた。この番号を”マイページ”で登録すれば、めでたくサービスを利用可能になる。ようだ(私が今回やったのはここまで)。

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着払いを利用する際には、送り主に自分のアカウント番号を伝えれば、送り主が「このアカウント番号の人に着払いで」と言って送ると、登録したクレジットカードからの引き落としで品物を送れるようだ。

ちなみに私はカナダから日本あてに500gくらいの専門書を送ってもらおうと思ったのだが、着払いで7,000円くらいとのことで、今回の目的には少々お値段が…と思い利用は断念。

やはりビジネスで急ぎの用などの場合に需要があるサービスなのかもしれない。